2018年 1月7日 北九州市成人式に参加した。

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女性は何考えてるかわかんないからやはりダメだ。

 

2018/01/07 出身地である北九州市で成人式が執り行われた。18年過ごした場所。今、住んでいる糸島市とそう距離は離れていないので、地元の景色に思慕を募るなんてことは今更無かった。

 

私は白袴の奴と大学同じいつもの彼と3人で向かった。白袴の彼は気合いが入ってた。私は適当なジャケットと黒いコートという非常にラフな格好だった。半端だなぁと散々咎められたが気にしない。

 

 会場であるメディアドームについた。和風ハロウィンという形容がまさにふさわしかった。懐かしいツラがチラホラ現れては人ごみへ消えていく感じ。そんな距離感を感じたが、私はそれを払拭したくてかつての学友に飛びついたり久しぶりと言って唐突に腹パンをしたりした。変わらねぇと言われた。とても嬉しかった。

 

 前日に高校の同窓会があったが私は行かなかった。高校3年の時はクラスの奴らとの思い出がそんなに無いと思ったから。成人式で高3のクラスの奴に沢山あった。なんでお前こんやったん!といろんな奴に言われた。自分を恥じた。いつでも会えるじゃねぇかと訳の分からないセリフを残し、手を振って彼らとは別れた。別に仲が悪いとかそんなんじゃないしね。優秀な高校だったから彼らとはまたどこかで会える。成人式に参加したのはある種、"お別れ"みたいなモノ、"決別"をしたいという思いだ。中学の同窓会に行って中学とはそれでさよなら。そうしたかった。もうその場所で新しいものに出会えないから。

 

 気づいたら式が終わったらしく、メディアドームを後にした。その後、某ホテルで中学校の同窓会が執り行われた。知ってる顔しかいない。みんなそう大して変化してねぇなと思った。中身も外見も。いつものツレの彼は変わったなぁと言っていた。私はそうは思えなかった。そう思いたくなかったというのが正解。

 私は始まりと同時にビールをすぐに煽った。酔った勢いでまた昔に戻ろうと。だけどなかなかどうして酔えなかった。日頃酒飲めないアピールをしているが、実はお酒が強かったりするのかなぁと思った。1瓶飲んで、完全に出来上がった酔っ払いになりきり、半端に悪絡みや悪乗りに興じたが、やはり違和感を感じた。周囲の奇異の目が云々もあったかもしれないが、もうふざけまわったりはしゃぎまくったりできなくなってんだなぁって。酒より寧ろ人酔いを起こしたので私は喫煙スペースにビンとコップを持って行って野郎を一人捕まえて談笑でもしようとした。今思うと変にカッコつけて気持ち悪いなホント。その横の喫煙所では男が退屈そうに煙草を吹かしていた。お前ら女性に絡まれるタチだろうにと思った。私も彼らに付き合った。お前も吸うのかと笑われた。まぁお前はやっぱり吸うよなとも笑われた。

 会に戻ると「20歳の自分へ」という手紙が入った封筒を先生が配っていた。懐かしいな。先生なんにも変わってない。私はその封筒を貰った瞬間「はははははははは」と笑い飛ばして塵〃に破り捨てた。白袴の奴(同窓会はスーツ)に、「お前はそんなんやけっちゃ!」と笑われた。男からは相変わらず、女性からは気持ち悪く思われたと思う。うん、ぶっちゃけ気持ち悪い。なんか今になって死にたくなってきた。でもまぁそんなことどうでもいい。形として残すのは性に合わない。仲良かった友人からの手紙も入っていたらしいが、どうでもいい。誰と仲良かったとか誰と遊んだとか、思い出は瞼の裏で十二分に思い出せる。私は手紙でキャッキャ嬉しそうに笑う人を見ながら、酔狂な連中ばっかりだなぁと思った。なんか死にたくなってきた。この記事書き上げたらこの世から消えよう。

 私が贈った手紙が友人の手元に渡ったらしく、それをのぞかせてもらうとエロいことしか書いてなくて笑った。何故か頭をバシバシ叩かれた。身に覚えがない罪だなぁ......まぁバッチリ記憶にあるんだがね。私は「覚えてないなぁ」「記憶にないなぁ」「知らないなぁ」と口にすることがよくある。正直言うと、この言葉使う対象の事柄は完璧に覚えてる。恥ずかしいから何故か知らないフリをしてしまう。うん。本当に知らないときは「わからない」と答えている。......何の話だ。

 閑話休題

一次会はそれで終わり。そのあとは二次会の予定だったが小学校の先生に会いに行くという話になり家が近所だったので夜中であるが顔を出すことに。隣のクラスの先生だったが、年賀状を貰う程度に仲は良かった。結局家にいるのかいないのかわからず顔を拝めなかった。

 そのあと、中間市のノエルという店で飲み会。私はコーラを飲んだ。その場所でお酒を飲んだら間違いなく悪酔いする気がしたからだ。もう雰囲気で酔える。そんなところ。女性に絡みに行けばよかった。でもなんか恥ずかしくて身動きが取れなかった。私は途中で寝た。気が付いたらカラオケ行くことになってた。

 

  一人カラオケ行きたいなぁなんて思ってたけど、まさかこんなところで人前で歌うガラでもないから喫煙所にずっと屯していた。成人式前までに夜な夜な遊んでたツケがこのタイミングに来たってのもあり、半分寝てた。

 

 喫煙所やコンビニを何往復かして暇そうに時間を潰した。既にシラフだから酒飲みに絡みにいくのもなんだかなぁと思ったからだ。道中、懐かしい雰囲気で雨の中横に並んで歩いた。帰りは何故か置いていかれたが。

 

  同窓会を企画した幹事は、協力してくれた奴がインフルで今日来れなくて喧嘩したと言っていた。彼女はその来れない彼女が悔しいはずだとコンビニで泣いていた。いい奴だな。だからまた同窓会をしたいと言っていた。もともと幹事ほんとありがとうと言って謝礼を渡すつもりだった私は、やはりカッコつけたがるガキなので「これでインフルの奴と飯行ってこい」と3000円を渡した。勿論頑なに断られたが喧しいと言ってぶっきらぼうに渡した。インフルの彼女に連絡して感謝を伝え、飯行ってこいとLINEで通知した。なんか喜んでくれたっぽい。

なんかアレだ。もう穴があったら入りたい。2人で3000円で飯食ってこいって笑笑、カッコ悪いなオイ。馬鹿じゃねぇのほんと。財布すっからかんになってカラオケ代はコソッと男に借りましたって笑笑、ダサ過ぎる。

 それと女性にコミュニケーション取るのは無理だが、義理や恩義を示すのはやたら上手くいくなぁと最近思い始めた。口下手を地で行ってる感ありありですよええ。ちくしょう。でも気恥ずかしいからこれが私の精一杯。喜んでくれたならどうでもいいか。

 

 午前5時。中間のカラオケを最後に解散した。タクシー拾って私と男女一組の3人で帰った。女は「寂しいねぇ。また今日もやろう!」 とグデグデだった。彼女は少々疾患を持っているようで酷く痩せていた。拒食らしい。ガリガリだった。男と私は適当な返事をしつつ顔すら合わせず話しながらタクシーの窓を眺めてた。お互いのことは十分知ってるからな。そんな話に割り込んで、地元が好きで堪らないと言う彼女が漏らした言葉を思い出す。

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昔たぶん好きだったかな。まぁ......うん、それはさておき、華のない大学生活の中で、この時、彼女が一緒に写真撮ろうとせがんでくれたのは嬉しかった。当時も男ノリばかりで気色の悪い姿しか見せてないはずなのにね。それに俺なんかの心配しやがって。テメェの身体の心配しやがれ。

 

 帰宅した後、二次会三次会で寝たからこのままバイクで駆けて糸島帰るかと思ってたら実家の玄関で倒れて寝てた。起きたのはお昼頃。そして雨の中、3号線を走って帰宅しましたとさ。

 

 帰宅してスマホ見てLINEのグループに投稿された写真を眺めながら自分の写ってる写真だけを保存。上の画像の彼女との2ショットがどうやら私は嬉しかったようで、この写真を眺めながらもう二度と会うことはないだろうねと思いながらベランダで紫煙を燻らせた。

 

 さよならだ。もう十分。異性と談笑出来たらまた違った記事になったかもしれないが私にははやり難しい。でももういいよ。寸分変わらないみんなを眺めながらクスクス私は笑うことが出来たから幸せだった。

 

ありがとう。そしてサヨナラ。またどこかで。